犬も食わないあきれたけんかの一部始終

平成20年4月8日

Prologue
僕は本が好きだ。だからたくさんの本を持っている。
しかし、たくさんの本棚を持っているわけではない。
だから、本棚に収まりきらない本がある。
いつも妻が寝ている場所にある本棚の上には、そんな収まりきらない本が積み上げられている。
ある日唐突に僕は、地震で倒れると危ないなと思った。僕は妻のためを思った。


本棚の上に積み上げてた本を僕は床においた。
     ↓
なんでそんなところに本を置くんだと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
地震がきたら危ないじゃない
と説明した。
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そんなところに置いたらじゃまだと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
場所がないので置かせてほしいと僕はお願いしてみた。
     ↓
そこに本を置くとベランダに出られないと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
ベランダには隣の部屋から出ればいいじゃないと僕は代案を出してみた。
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めんどうじゃないかと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
だってここは僕の部屋なんだよと僕は諭した。
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本を捨てろと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
置く場所は後で考えるからと再び僕はお願いしてみた。
     ↓
なんでこんなに本があるんだと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
とりあえず今はここに置かしてほしいと僕は懇願した。
     ↓
「捨てろ!」と妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
本を捨てないと妻の怒りは収まりそうもなかったので、古雑誌を置く場所に本を移動した。
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もったいないじゃないかと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
だって捨てろっていったじゃないと僕はくちごたえしてみた。
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大声を出すなと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
最初に大声出したのはそっちでしょと僕は言い返してみた。
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そっちが先に怒鳴るからだと妻に怒鳴られた。
     ↓
理不尽だと僕は思った。
もうこれ以上はどうやっても泥沼にはまると思ったので、僕はお風呂に入ることにした。
     ↓
        休 戦


Epilogue
結局、本は最初に移動した位置に収まった・・・。
最初からそれでよかったんじゃないと僕はさっきの不毛なケンカを思ってため息をついた。

この話は事実を元に構成していますが、一部「僕」の主観によって脚色されています。・・・と言い訳してみた。


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